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マグドライブレポート Mag-drive report

第4回 MAG-DRIVEシャフトのあれこれ

今回は、マグ・ドライブを構成するパーツの中の〝シャフト〟のお話です。

マグ・ドライブシャフトには、『リン青銅』『ステンレス』『形状記憶合金』があります。

リン青銅は主成分の銅に錫を入れて、リンで脱酸した合金です。どの素材も有害物質を含んでおらず、環境にやさしい合金となっております。

そのリン青銅の特徴として「バネ性に優れている」「強度が高い」「耐食性が良い」「耐摩耗性が良い」「加工し易い」そして、「非磁性体」であることです。

ジップベイツ製品では比較的初期の製品に多く、ビースイッチャー クレイズ・1.0・2.0、カムシン、オルビット80などに採用しています。

次に、ビースイッチャー4.0、ZBLスライドスイムミノー85、ZBLミノー135F BOONに採用されている、特殊な材質のステンレスシャフトです。このシャフトは超非磁性体で強度もあり、ZBLミノー135F BOONのような重いウエイトでも、十分耐えることができます。

マグ・ドライブはご存じのとおり、ウエイトとマグネットを接着し、その中心の穴にこのシャフトが通ります。もし、シャフトが磁石とついてしまう磁性体ですと、シャフトと磁石が引き合ってしまい、ウエイトが移動するときに抵抗となり、動きが鈍くなります。

このためマグ・ドライブのシャフトは、非磁性体の材質を採用しています。(一部の製品では、磁性体のステンレスシャフトを採用している機種もありますが、磁力が影響しない設計になっております。)

最後は、形状記憶合金です。形状記憶合金と言えば、温度によって形状が元通りになる特性を思い浮かべる方も多いと思いますが、マグ・ドライブでは、形状記憶合金の超弾性特性を生かして採用しています。

ジップベイツで採用している形状記憶合金は、シャフトの線径を出すために引き抜き加工を行っており、その時に滑りをよくするために〝モリブデン〟を塗って加工しております。そのモリブデンが表面についているので、ウエイトの滑りが大変良くなっています。

マグ・ドライブのルアーを開発するときには、前回のレポートのウエイト同様、いろいろな材質のシャフトをテストします。ウエイトの動きがスムーズの方が良い場合、またウエイトの動きが少し鈍い方が良い場合など、ルアーによって様々です。

そのほか、なるべく部品の共通化にてコストダウンを図るのですが、性能を追求すると、どうしても専用の仕様になってしまう場合が多いです。

そして材質が高価なので悩むところです・・・。

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