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マグドライブレポート Mag-drive report

第2回 MAG-DRIVEにおけるマグネットの存在

マグ・ドライブは大きく分けて4つの部品で構成されています。 「メインウエイト」「マグネット」「スライドシャフト」「キャッチプレート」の4つです。 メインウエイトとマグネットは接着されスライドシャフトに通され前部にあるキャッチプレートに磁力で固定されます。 ルアーをキャストする際、ルアーの遠心力でマグネットと一体になったウエイトがキャッチプレートから外れ、ルアー後方に移動することにより、飛行姿勢が安定します。

キャスト後、ルアーがラインによって引かれるとリップが水を噛み、ルアーの姿勢が前傾になります。マグネットと一体となったウエイトは、ルアーの後方から前方に移動しキャッチプレートに磁力で吸着します。 ルアーのメインウエイトが前方で固定されていますので、ルアーの泳ぎが安定し大きな波や流れの速い所でも確実に泳ぐことができます。 このように、マグ・ドライブにとって重要な役割を持つのがマグネットです。マグ・ドライブの名前の通り、「マグ=磁力」ですので、マグネットが無ければマグ・ドライブは成り立ちません。

マグネットには、「フェライト磁石」「ネオジウム磁石」「サマコバ磁石」「アルニコ磁石」等色々ありますが、マグ・ドライブに使用している磁石は、ネオジウム磁石とネオジプラマグ磁石です。 ネオジウム磁石は、よくある黒い磁石ではなく銀色の強力な磁石です。鉄が多く含まれているため、錆びやすいのでニッケルメッキをしてあります。もう一つのネオジプラマグ磁石は簡単に言うと、ネオジウム磁石の粉とプラスチックを混ぜて成形した磁石です。表面はエポキシでコーティングされています。

このマグネットを円柱形のウエイトに接着しマグ・ドライブに使用します。 マグ・ドライブを採用したルアーは「リッジ35」から「ZBLシステムミノー15HD」まで様々な大きさと重さのルアーがあります。 そのルアーの設計段階では、さまざまな重さのウエイトと2種類の磁石を組み合わせ、そのルアーに最適な組み合わせを決めていきます。

大きなルアーはウエイト重量が重く、慣性も大きくなります。その為、吸着力を大きくするには、マグネットの磁力を大きくしないとすぐに外れてしまいます。よって、磁力の強いネオジウムマグネットを使用した機種が多いです。 また小さなルアーはウエイトも小さく軽いため、吸着力を弱く調整しないと、キャスト時にウエイトが外れなくなってしまします。そのためネオジウムマグネットより磁力の弱いネオジプラマグ磁石を使った機種が多いです。

磁力を弱めに調整するためにマグネットとキャッチプレートの間に薄いプラスチックの磁調ワッシャー(磁力を調節するワッシャー)を入れることもあります。この磁調ワッシャーの厚みにより、キャッチプレートとの吸着力が変わります。

キャスティングも、いつも全力でキャストするというわけではないので、吸着力が強ければいいというわけではありません。また吸着力が弱いと、軽いキャスティングでもウエイトは移動しやすくなります。しかし、トゥイッチングやジャーキングでウエイトが外れてバランスを崩しやすくなります。

この事を踏まえ、ルアーの性質によってウエイト重量・ウエイト位置・磁石の種類・磁調ワッシャーの有無と厚みの組み合わせを何度もテストして、マグ・ドライブが出来上がります。

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