「北海道の河川でテストしてみて欲しい」と、ディムリーのファーストモデルの試作品が送られて来たのは昨年。その時のモデルは、流れの中での姿勢がやや不安定で、正直なところ使うシチュエーションが限られる・・・と思ったものでした。開発側の意図を聞いてみると、同じフィールドスタッフの斉藤氏も似たようなコメントを寄せていたことを知ることができ、次のトライアルの最中だと言う。

そして、年が明けた1月早々。パールピンクに塗られたディムリーの改良品が送られて来た。聞けば、ウエイトのポジションを約1mmセットバックしバランス取りをし直したらしい。 私の思いは、"1mmでそんなに変わるかなぁ?"であった。

そして某日、このディムリーを携えて河川へ赴いた。この時期、本来であれば朝イチよりは少し日が昇ってからのほうが、魚を出すには楽であるが、ミノーでは辛い状況で強いという開発コンセプトから、あえて水温が低い日の出からスタートすることにした。


純正では、カルティバのST-36BCが装着されているが自作シングルフックに換えて使用。 クロスにキャスト。水に馴染んだ頃合いをはかり、ロッドでアクションをつけてクロスからダウンへ移行。すると間も無くヒット。型こそそれほどではないものの、パワフルなアメマスであった。前回のモデルは、ややコントロールが難しくボディの底部に鉛を貼って使用していたが、その点が見事に改善されている。


この時は、ルアーのバランスを試す意味もあって、キャスト後に柔らか目のアクションを加えてやっていたが、ただ巻きでドリフトさせながらゆったりと泳がせるだけでも、有効なルアーであると感じた。特に北海道では岸際にあるボサ周りが良いポイントになることがあるため、ダウンで入れてテンションを持たせつつ一番おいしいスポットでユラユラと泳がせてやったり、ライトジャークで左右にボディを振らせてアピールしてやることも、ディムリーの良さを引き出せるメソッドになるのではないだろうか?

また、思い切りカウントダウンさせてボトム付近を探ったり、あるいは、表層付近で使用したりと、いろいろなメソッドを試して見たがそのどれでもで、コンスタントにヒットさせることが出来たのだった。
また今回は、主にダウンで使用したがアップでも全く問題の無い使い勝手の良さで、これから季節が進みハイシーズンになるのが楽しみである。

ミノーには無いナチュラルなアピール力、飛行姿勢&飛距離、そしてアクションと、昨年のプロトから格段に進歩した、そう実感できるものに仕上がったディムリー。是非とも、使って見て頂きたいルアーです。


フィールドスタッフ 後藤 全宏


ロッド:シマノ NEW カーディフ83ML
リール:ダイワ セルテート3000+シャロースプール
ライン:バリバス SALTWATER[VA-G] 8lb 直結/コータック スイベル#16
使用したフック:FINA 37173 #8/アイの部分:PE 8号